医道喜生クリニック
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妊娠中の生活

妊娠中

つわり

1日中ずっと胸がむかむかする。何を食べてもすぐに吐きたくなる…。
そんな不快な気分におそわれる「つわり」の症状。ホルモンバランスの変化が原因といわれていますが、それに加えて精神的ストレスも影響しています。


妊娠してもまったく症状が出ない人もいれば、軽く済む人や、水も飲めないほど重症な人などさまざまですが、妊婦さん全体の7割程度はつわりになると考えてよいでしょう。


つわりの期間にも個人差があり、早い人では妊娠4~5週目からはじまり、たいてい15~16週目には症状もおさまります。
つわりは病気ではありませんが、「食べるとすぐに吐く」「水分も受けつけない」「体重が極端に減ってしまった」などの場合には婦人科を受診し、点滴をはじめ適切な処置を受けるようにしましょう。


食欲がないときは無理をせず、お菓子や果物など食べられるものをこまめにつまむのもおすすめです。
妊娠初期であれば、栄養バランスを考えた食事をとらなくても赤ちゃんの発育にはそれほど影響はありません。


つわりでは「食べ物のにおいに敏感になる」「食べ物の好みが変わる」といった変化もよくみられます。
吐き気をもよおすようなにおいはなるべく避け、味覚の変化も受け入れつつ、食べたいものを食べるようにします。
気分転換をはかりながら、前向きな精神状態で乗り切るようにしましょう。


妊娠中の便秘

そもそも腹筋が弱い女性は、男性に比べて便秘になりやすいものですが、妊娠するとホルモンバランスの影響から腸の動きが鈍くなり、ますます便通が悪化します。
さらに、子宮は大きくなるにつれて骨盤の中に入り込み、腸を圧迫します。つわりで食べる量が減ることや運動不足も手伝って、妊娠中の便秘につながるのです。


便秘になると痔を併発することもあるため、早めの解消と予防が望まれます。
食事内容の改善点としては、食物繊維の多い食品を積極的にとること。ただし、根菜類などはガスがたまってお腹が張りやすくなるため、とりすぎに注意しましょう。
こんにゃくや海草類といった水溶性の食物繊維は便のカサを増し、スムーズな排便をうながします。固い便をゆるくさせるためには、適度な水分をとることも大切です。


日常生活では、排便の習慣を身につけるためにも、「起床後にコップ1杯の水を飲む」「朝食は必ずとる」「決まった時間にトイレへ行く」ことなどを毎日続けましょう。
また、頑固な便秘の場合は薬を服用します。赤ちゃんへの影響を心配する人もいますが、子宮収縮を起こさない程度の緩下剤を婦人科で処方してもらえば問題ありません。


妊娠中の風邪

風邪は、ウイルスや細菌がのど・鼻・気管に付着して炎症を起こす病気であり、軽ければ2~3日で症状はおさまります。
妊娠中に咳やくしゃみなどをくり返すことで腹圧がかかり、子宮収縮による早産や流産を心配する人もいますが、激しいものでなければ赤ちゃんに影響することはありません。
症状が長く続き、体力の消耗や尿漏れなどの問題があるときには婦人科へ相談しましょう。


風邪をこじらせて高熱が出た場合でも、母体内のウイルスや細菌が胎盤を通して赤ちゃんに感染することはありません。ただし、高熱によって子宮収縮がうながされる場合もあります。
頭痛や筋肉痛、倦怠感などの症状があらわれたら、重症化する前に診察を受け、場合によっては対症療法として薬を処方してもらうと安心です。
妊娠中の薬の服用には抵抗がある人もいますが、妊娠10週目を過ぎていればすでに赤ちゃんの体の各器官はできあがっている時期なので心配ありません。がまんして症状を長引かせるよりは薬でおさえたほうが、赤ちゃんにとってもよい結果となります。


妊娠中はとくに「帰宅後の手洗いうがい」「室内の湿度を保つ」「外ではマスクをする」といった風邪予防を心がけましょう。また、少しでも体調の異変に気づいたら早めに就寝し、ゆっくり休養をとってください。


流産・早産への予防

妊娠した1割強の人に起こるとされている流産ですが、妊娠12週未満を「早期流産」、12週以降を「後期流産」として大別します。それぞれに原因も異なり、早期流産の場合は染色体異常などの受精卵に、後期流産の場合は子宮筋腫や妊娠高血圧症候群といった母体に多くの原因があるといわれます。


さらには、妊娠22週以降37週未満でお産がはじまってしまう場合を「早産」と呼び、その原因の6割ほどがウイルスや細菌による子宮内感染です。


流産や早産になりかかっている状態を「切迫流産」あるいは「切迫早産」といい、性器出血と下腹部痛がそのサイン。
切迫早産では、早期に破水や子宮口の開きといった兆候が見られます。切迫流産または切迫早産の原因がわかっていれば、それに応じて治療を行いますが、何よりも大切なのは安静生活を送ること。
重症度によっては入院しますが、症状が落ち着けば普通の生活に戻れるので心配ありません。


流産や早産を予防するには、激しいスポーツや過労は避け、ストレスをためないこと。なるべく無理のない生活を心がけ、妊娠健診をきちんと受けることが大切です。
漢方治療では、流産予防などを目的とした「安胎薬」という漢方薬を用いることが可能です。
赤ちゃんが健やかに育つための母体環境をどう整えるか。漢方薬もその選択肢の一つとして考え、必要に応じて主治医に相談してみましょう。


産科疾患

流産や早産の原因となる産科疾患は、妊娠高血圧症候群(リンクをはる)の他にもさまざまなものがあります。

たとえば、卵巣の一部が腫れあがる「卵巣嚢腫」は自覚症状がほとんどなく、妊娠健診などで見つかることがよくあります。嚢腫(ふくれあがった部分)が小さければ赤ちゃんや母体に影響はないですが、6センチ以上になると下腹部痛などの症状があらわれます。
嚢腫の重みで子宮と骨盤のつけ根部分がねじれる茎捻転や、嚢腫が破裂する症状が起これば外科手術が必要に。嚢腫が悪性の場合も手術で取り除くことになります。


卵巣嚢腫と似たような症状の「黄体嚢胞」は、妊娠によるホルモン分泌に過剰反応して卵巣が腫れるというもの。多くの場合、妊娠初期の健診の際に“卵巣のはがれ”が見つかることで診断されます。
ホルモン分泌は赤ちゃんの成長につれて減っていきます。そのため、卵巣の腫れも自然におさまるので心配ありません。


先天的に子宮が変形している「子宮奇形」は自覚症状がないため、不妊治療や妊娠健診でわかることがほとんどです。
流産や早産、不妊をまねきやすいといわれますが、種類が多様で症状にも個人差があることから、どのような影響があるかは一概にいえません。


子宮奇形と診断されたらより安静に生活することを心がけ、わずかな体調の変化でも受診するようにしましょう。変形の種類によっては帝王切開でのお産を検討します。



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